コスプレ用ヘルメットの制作( 前編)

今回のダイアリーの内容はコスプレ専門SNSサイト『コスプレイヤーアーガイブ』で2016年01月に配信した物で、
限定公開とさせて頂きましたが。
素材等の安定と確信が持てたのでこのたびコスプレ造形の技術公開に踏み切りました。

特にヘルメットを一から自作したいと考えている造形レイヤーさん
に是非情報共有したいと思い寄贈いたします。

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…コスプレ専用SNSサイトを利用して約2年以上が立ちますが(ここのサイトは2ヵ月前から開設)
造形物の製作は得意な方(?)でして、古くは鉄道模型の組み立てからやっておりまして。
その延長でコスプレ造形に手をでしている訳です。


その今年一番のヒット造形といったら『ヘルメット』と思っています。
勿論、普通にバイク用とか工事用ヘルメットな部類ではなくく色々と付属品
がくっついている『奇抜』なデザインが主な形になってくわけです。


当初はコスプレ用ヘルメットを製作する当たり、工事用ヘルメットを改造したり
一から作る場合にはベースになるマネキンヘッドを買って紙粘土や石膏やら買って
FRP(繊維強化プラスチック)で製作しようかと考えておりましたが、どう考えても
コストや健康面が馬鹿にならないと思い一度は諦めていましたが。
今回、あるパソコンソフトと新素材でこれらの問題を解決することが出来ました。


ペーパークラフト・デザイナー(略してペパクラ・デザイナー)と
アシストボートというプラスチックのような素材が今回の造形製作に活躍
いたしまた。


まず、前者のペパクラデザイナーは既に造形レイヤーさんである程度有名なソフト
になっており、とくに海外では重宝されていたようです。またこのソフトは3DCG
になりますので自分も簡単な形状なら作画できるので、ここからヘルメットの
平面図を印刷することが出来ました。
詳しい製作方法は以下のサイトご確認できます。


多摩ソフト(ペパクラデザイナー3)
http://www.tamasoft.co.jp/pepakura


もうひとつの、アシストボートの方はこれは今から3年前にコスプレ用品店
『アシストヴイック』で新素材として販売されておりました。
こちらも詳しい素材については割愛しますが、プラスチックのような素材で
ありかながら。アイロンで熱を加えるといろいろと加工が簡単に出来るので
これを用いてFRPのような感じでオリジナルのヘルメットを製作することに
いたしまた。


※ 自由自在ボート(現在はアシストボート)
http://www.assist-wig.com/entry/assistboard
表面には茶色い生地の方を使用しています。


……しかし、このラインオンボートと自由自在ボードの組み合わせが完成後
にコスプレ用品として不具合が生じてしまいました。
それらについては、次の項目で……(^^ゞ